製本事業

ー 事業内容 ー

製本事業

各工程の小さなところからこだわるのは、できあがる「 本の美しさ=品質 」を保つため

  • 藤沢製本は創業より約50年間、製本業を本業とする「製本のプロフェッショナル」です。
  • 並製本(=ソフトカバー)と上製本(=ハードカバー)を製本することができます。
  • 数百ページ~1000ページレベルの並製本を数千冊~数万冊単位でライン製本することを最も得意とします。

当社では、以下の製本はできません。

  • 中綴じ製本(ホチキス綴じ・ミシン綴じ)
  • 図面や論文など1部~ごく少数部のみの製本
  • 糸かがり製本
  • 手製本
  • 「印刷」もできませんが、ご紹介は可能です。

藤沢製本の並製本(=ソフトカバー)

ページ数の多い本に特化したライン構成

丁合台数は36コマを保有しています。仮に、16ページ折なら576ページ、32ページ折なら1152ページの本を一度のラインで流すことが可能です。この丁合台数が24コマしかないと、1000ページの本をつくろうとしたとき、2度丁合を取るといった追加作業が発生します。
ページ数・部数が多いほど、当社の製本は本領を発揮します。

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32ページ折に対応

16ページ折が主流な中、当社はその倍の32ページ折を得意としています。
紙の質にもよりますが、32ページ折に対応できるとページ数の多い本での単価上昇を防ぐことができます。たとえば、320ページの本の場合、16ページ折だと20台必要なところが、32ページ折だと10台で済むという具合です。単純に折り代の節約が可能です。

合本(=ブックインブック)

本の中に本を入れる製本法です。見た目は一冊、中身は2冊、3冊、4冊、5冊……。
ただの合本では、「書店で参考書の解答冊子が抜け落ちてしまう」などのトラブルが発生します。当社では、抜け落ちない製本方式でも対応が可能です。合本用の独自の設備もラインに組み込んでおり、特に2冊合本の製造を得意とします。

化粧断裁機の刃はこまめに交換

品質へのこだわり

ライン内に組み込まれている三方断裁機。ここで、表紙を巻かれた本の天地小口の化粧断ちをします。
当社では、この断裁刃の研磨・交換をこまめに行い、美しい天地小口の本をつくりあげます。

藤沢製本の上製本(=ハードカバー)

糸かがりしなくても丈夫な上製本

藤沢製本の上製本はアジロ上製本です。糸かがりはできません。折工程の段階でアジロ目を入れ、背固めでそこに接着剤をしみ込ませ、強度を実現します。

コンパクトラインで丸背・角背に対応

当社はドイツ・コルブス製コンパクト上製ラインを保有しています。丸背もインラインで対応が可能。美しい丸背上製本を提供できます。

上製本ならではの装飾も

花布やスピンなど、種類を豊富にそろえています。ご希望のカラー・イメージから当社在庫があるものを利用していただくことでコストを抑えることも可能です。

はみ出たニカワ(糊)は手作業で除去

品質へのこだわり

ラインから搬出された本を検品し、問題があれば一冊一冊手作業で処理して出荷しています。

配送・物流のつながりも強みです

書籍専門運送業者との提携

書籍専門運送会社と提携しており、工場より一年ほぼ毎日、関東方面への取次店降ろしが可能です。
パレット3枚ほどまでの少量の荷物も、他の書籍との混載で低コストで運ぶことができる場合もあります。

“書籍専門”のメリットとは?

さまざまな荷物との混載ではなく書籍同士の混載なので、他荷物による破損トラブルのリスクがありません。また、ドライバーも書籍の扱いに慣れており、安心・安全に荷物を届けることが可能です。

書籍専門配送センターとの提携

全国へ段ボールケースでの個別配送などについても、対応が可能です。こちらも書籍専門の配送センターなので、安心してご利用いただけます。
運送会社との併用により「2000冊を関東の取次へ、残りを50冊ずつ段ボールで沖縄と北海道と大阪へ」ということも可能です。

出荷調整について

ある程度の調整はさせていただけますが、一カ月を超えるお預かりについては、費用が発生いたします。